ハスカップ 天候不良で実のなり悪く 小粒に 厚真

ハスカップ 天候不良で実のなり悪く 小粒に 厚真
全体的に小粒が目立った今年のハスカップの果実

 日本一の栽培面積を持つ厚真町のハスカップが不作傾向だ。今年は春先に思ったほど気温が上がらず、雨も少なかったことが要因。ハスカップ狩りの観光農園の営業を早々に切り上げた生産者も少なくない。例年だと同町内では7月下旬までハスカップ狩りを楽しめるが、今年はやや早めのシーズン終了となりそうだ。

 厚真産ハスカップブランド化推進協議会(事務局、町役場産業経済課)や町観光協会によると、今季は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、集客することで農園が密になる状況を考慮し、2園が観光客の受け入れを断念。加えて5、6月の低温や雨不足の影響もあって、実のなりが悪かった2園が最終的に一般向けの開放を見送った。

 今年は早い農園が6月下旬からハスカップ狩りの受け入れを始めたものの、実のなりが悪く、開園わずか数日で休園になったところを含めてすでに4カ所が営業を終了。10日時点で開園しているのはわずか6園になった。

 関係者らによると、多くの観光農園が12日で営業を終える見通し。ただ、町観光協会では町内全てのハスカップ農園が営業を終えるまでホームページを活用し、情報を紹介していく考えだ。

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