田んぼの生き物観察会や田植え 水土里ネットあつま 21世紀土地改良区創造運動「全国大賞」

田んぼの生き物観察会や田植え 水土里ネットあつま 
21世紀土地改良区創造運動「全国大賞」
21世紀土地改良区創造運動「全国大賞」の表彰状を手に喜びを語る山田理事長

 厚真町土地改良区=愛称、水土里(みどり)ネットあつま=がこのほど、全国土地改良事業団体連合会の2019年度21世紀土地改良区創造運動「全国大賞」を受けた。同年度の大賞受賞は、厚真町と青森県の板柳東部土地改良区の2団体のみで、道内においては空知管内栗山町土地改良区以来3年ぶり。胆振東部地震や新型コロナウイルス感染拡大による被害、影響が続く中、町にとって久しぶりの明るいニュースとなった。

 同運動は、全国にある約4500の土地改良区(水土里ネット)を対象に模範となる活動を展開している組織を顕彰する。03年度から毎年度行われている。

 昨年12月に東京都内でプレゼンテーションがあり、厚真町は地元の小学生を対象にした「田んぼの生き物観察会」や施設見学、園児向けに行う田植え体験、アンケート調査を通じた水土里ネットの認知度を高める活動など、地域密着の取り組みが高い評価を受けた。

 当初は今年3月に都内で表彰セレモニーが予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、6月末に賞状が届いた。

 町土地改良区の山田英雄理事長は「子どもたちの喜ぶ顔を見て活動のしがいがあると思い、続けてきた。大賞は地域にとっても非常に励みになる」と喜びを語った。

 尾谷純司参事役兼総務課長は「今までやって来た活動が評価されてうれしいが、これで終わりではない。さらに地域と密着した活動を展開していきたいし、全国の見本とされるように取り組みを停滞させないようにしていく」と話していた。

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