帝国データバンク札幌支店は、事業継続計画(BCP)に対する道内企業の意識調査結果を発表した。新型コロナウイルスの影響で、事業継続が困難となる想定リスクに「感染症」を挙げる企業が急増。BCPの「策定意向あり」とする企業は前年比7・6ポイント増の50・7%となり、2016年の調査開始以降、最も高くなった。
「策定意向あり」の内訳は、「策定している」が17・3%、「現在、策定中」が7%、「策定を検討している」が26・4%だった。
「策定している」企業の規模別では、大企業(31・4%)と中小企業(14・3%)で大きな差が出ている。業界別では、農・林・水産が81・8%でトップ。これに金融(44・4%)、小売(24・2%)、不動産(22・7%)と続いた。
「策定意向あり」とした企業の事業継続困難な想定リスク(複数回答)では、地震や風水害などの「自然災害」が前年比4・4ポイント減少したものの70・2%で最多。2位にはコロナ禍で前年10位だった「感染症」が、48・9ポイントの大幅増の69・5%で入った。
企業からは「新型コロナの影響を受けて、危機がより明確、具体的に意識できるようになり、より実践的な計画が組めるようになった」(飲食料品・飼料製造)、「不測の事態を想定することで、現状の不備を発見することができた」(建設)などBCPの必要性を再確認した声が多数挙がった。
事業中断リスクの備え(複数回答)では、「従業員の安否確認手段の整備」(65・6%)が最多。BCP策定の効果(複数回答)では、「従業員のリスクに対する意識が向上した」(51・6%)がトップだった。
調査は5月18~31日、道内企業1130社を対象に実施。596社から回答を得た(回答率52・7%)。
















