苫小牧市議会の第8回臨時会が、17日に開会する。新型コロナウイルス対策費26億5900万円を盛った2020年度一般会計補正予算案を審議する。
会期は1日の予定で、午前10時に開会。目玉は商品券事業でプレミアム付き商品券を1冊5000円で販売する。大型店でも使える割増率20%の一般商品券(6000円相当)、利用先を地元の飲食店などに限定した割増率60%の応援チケット「とまチケ」(8000円相当)の2種類を用意した。1人各6冊まで購入可能。
地元資本以外の大型店などに利用が集中することを心配する声にも配慮した制度設計を目指す。8月中旬に、購入申し込みを受け付ける。利用期間は来年1月中旬までを想定している。
国の特別定額給付金(1人10万円)の支給対象外となった4月28日~12月31日生まれの新生児(推計約850人)には、5万円相当を支給。負担感が大きい65歳以上(約5万人)と18歳以下(約2万6000人)にも3000円相当の商品券を配る。
1カ月の売り上げが前年同月比30~50%減少したが、国の持続化給付金を受給していない市内中小企業・小規模事業者には10万円を支給。上下水道料金を2カ月分減免する。公共交通の維持を目的に市内の路線バスやタクシー、自動車運転代行の各業者に100万~15万円と車両台数に応じた支援金も出す。
このほか、国の雇用調整助成金制度の申請業務を社会保険労務士に依頼した場合の費用を上限30万円で補助する。
感染対策経費として、社会福祉施設に1事業所当たり20万円、認定こども園など保育施設には1施設当たり100万円を補助。保育施設や放課後児童クラブで働く職員への慰労金(1人当たり3万~5万円)も支給する。
小中学校にも新しい生活様式に対応した取り組みへの支援金として学校規模に応じ、1校当たり200万~400万円を予算配分する。
26億5900万円の財源のうち、約13億円を国の地方創生臨時交付金で確保。同交付金は、国の第1次補正予算時の約3倍で、市の一般財源は約2億6000万円という。市の貯金に当たる財政調整基金は取り崩さず、19年度決算で見込む余剰金を充て、財政規律を保てると試算している。
10日の記者会見で、岩倉博文市長は今後のコロナ対策の重点軸は▽感染防止▽地域経済対策▽健やかな日々(の実現)―と強調。「場合によっては基金を取り崩して対策に充てる」との考えも示した。
















