日高管内の7町長は16日、新ひだか町公民館で、JR日高線鵡川―様似間(116キロ)の廃止、バス転換に向けた臨時会議を開いた。鉄路を廃止した場合の新たなバス路線などについて協議。廃線の最終合意に至らなくても、2021年3月のJRバスのダイヤ改正に合わせ、代替バスの試験運行実施をJR北海道やバス事業者に要望する方針を確認した。
昨年11月、同線区のバス転換方針が固まったことを受け、沿線自治体が新しいバス路線についてJR側と協議を重ねている。
この日、非公開で行われた会議には日高町、平取町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町の各首長や日高振興局の北村英則局長らが出席した。
出席者によると、代替バスの試験運行に当たっては採算性も考慮し、運行を続けていくことが可能かを見極める方向で意見が一致した。
前回6月の会議でJR側が廃線後、18年間分の代替バスの運行費20億円と地域振興費5億円の支援金拠出する案を示したことについては「18年間の運行経費が20億円で足りるのか」「護岸整備や設備の撤去費用はどうなるのか」といった声が上がったという。
同線区は15年1月に高波被害で不通となり、5年6カ月が経過した今も代行バス運行が続く。日高町村会の坂下一幸会長(様似町長)は「7町の(最終)合意後の廃線となると、許認可の関係でバス転換までの時間がさらにかかる」と指摘。「一度、困っている人のためにバスを走らせてみて1年後に評価し反省点を改善しながら、住民の利便性を向上させたい」と述べた。
具体的な路線や予算などの協議はこれからで、近く再度町長会議を開催する方針だが、同線区の廃止に根強く反対する町もあって、合意への道筋は不透明だ。今回、同線区の廃止、バス転換について最終合意に至らなかったことについて、JR北海道は「引き続き、7町に対して丁寧な説明をしていく」(広報)とコメントした。
















