「現状維持」か「削減」か 20日 議員定数巡り全員協議会 苫小牧市議会

「現状維持」か「削減」か 20日 議員定数巡り全員協議会 苫小牧市議会

 苫小牧市議会は20日、次期の議員定数(現行28)を巡って議員全員で議論する「全員協議会」を開く。議論はこれまで「現状維持」を中心に、「削減」も一定数いるなど白熱しており、同協議会で議員全員の声を集約し、今月下旬の市議会定例会で最終決定する。一方、12月1日告示、同8日投開票の市長選に立候補を表明している最大会派・新緑の会長金沢俊氏(50)が今月20日までに議員辞職すれば、公職選挙法に基づいて補欠選挙が市長選と同日程で行われるため、議員定数の在り方の行方とともに金沢氏の動向が注目される。

 現在の会派構成は、岩倉博文前市長を支えた「与党系会派」が、新緑(7人)、公明党議員団(5人、議長含む)、会派市民(2人)の計14人。一方、「野党系会派」は民主クラブ(5人)、共産党市議団(4人)の計9人。「中間会派」は改革フォーラム(4人)で、無所属は1人となっている。

 議員定数は36をピークに、2003年に4減の32、07年に2減の30、15年に2減の28と段階的に削減し、19年、23年の市議選は現状維持で推移した。議会改革検討会では同年の改選後も、議員定数の在り方を引き継ぎ事項として議論を深めてきた。主に幅広く意見を集約する目的から「現状維持」を支持する声と、人口減少や議員の質向上の観点から「削減」で意見が分かれている。

 会派別では公明と共産が「現状維持」に対し、改革フォーラムと会派市民は「削減」を主張。新緑と民主は会派内で「現状維持」と「削減」で意見が分かれ、無所属の1人は「増加」の意向を示す。同検討会は各会派の代表で議論しているが、方向性はなかなかまとまらず、「議論を深めるべき」と議員一人一人の声を聞くことにした。

 20日の全員協議会では、議長を除く全議員から意向を確認し、今月下旬の市議会定例会で最終決定する。藤田広美議長は「次の議会改革検討会で結論づける。全員協議会は全議員の意見を聞く場とし、理由も含めて明確に述べてもらう」と話している。

 一方、市長選への立候補を表明している金沢氏も全員協議会に出席する予定。現時点で議員辞職届は提出しておらず、時期についても明言していない。市議会のパワーバランスも見極めて検討中とみられる。金沢氏が20日までに議員辞職をしない場合、市長選との同日補選も見送りとなるため、市議会は金沢氏の失職に伴って、残り任期を定数に1人少ない状況で過ごすことになる。

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