郷土の自然学ぼう 海浜植物テーマに環境変化も 勇武津資料館

郷土の自然学ぼう 海浜植物テーマに環境変化も 勇武津資料館
海岸に生えた植物を観察する参加者

 苫小牧市勇武津資料館は18日、「勇払の植物観察会」を市内勇払の海岸で行った。16人の参加者がハマナスなど海岸で生育する植物を観察するとともに、自動車の乗り入れなどによる環境の変化などを学んだ。

 郷土の歴史や自然を学ぶ同資料館の恒例企画「ふるさと」の一環。植物観察会はみちくさ研究所苫小牧の小玉愛子代表が講師を務め、2010年から開催している。今回は海岸の環境に合った植物の「海浜植生」を観察会のテーマに開催した。

 海岸では波や風による砂の動きの状況によって植生に変化が生じる。観察会で参加者は、動きが比較的安定した地域ではハマナスなどが育ち、やや不安定な場所ではハマニガナ、シロヨモギといった植物が生えることを確認した。

 小玉さんはシロヨモギについて「勇払ではお茶にしていたとの記録がある」と生活に根付いたかつての利用法を紹介。これから花を咲かせるイソスミレについても、アリが種子を運び生息域を拡大することを説明した。 

 現場には不法投棄されたテレビなどの家電製品や毛布、空き缶などの散乱が目立った。車が乗り入れた後が道になっており、人為的な環境変化を目の当たりにした小玉さんは「株が踏まれ続けると群落が消失することもあり得る」と懸念を示した。

 参加した新富町の主婦(67)は「とてもたくさんの種類がある。名前を知ることができてよかった」と話していた。

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