「あつま川」2000本造酒へ 地酒頒布会 コロナに負けず結束誓う

「あつま川」2000本造酒へ 地酒頒布会 コロナに負けず結束誓う
厚真の地酒「あつま川」を通じてまちの活性化を誓い合った総会

 厚真の地酒頒布会(宮田広幸会長)は20日、町内の飲食店厚真園で2020年度・第6回総会を開いた。例年同様、厚真産の酒米「彗星(すいせい)」を使った純米大吟醸の地酒「あつま川」を製造する。空知管内新十津川町の金滴酒造に委託し、4合瓶(720ミリリットル)換算で2000本程度を造る計画だ。

 胆振農業改良普及センター東胆振支所によると、今年の米の生育は日照不足などが懸念されたが、今のところ比較的好天に恵まれ、やや早いペースで成長しており、おおむね順調。20年度産は、生原酒を含めて12月下旬から販売を開始する方向で調整する。

 また、売り上げの一部として胆振東部地震で被害を受けた厚真神社に20万円を寄付したことを報告した。

 昨年度産の販売実績は、新型コロナウイルス感染症対策による歓送迎会や町内イベントの中止の影響が響き、6月末時点で972本と伸び悩んでいる。現時点でも900本ほど在庫で残っているという。コロナ禍により停滞する地元飲食店への支援、厚真神社復興支援の継続については、今後三役会で検討することとした。

 宮田会長は「コロナ禍の影響で販売が滞り、目標には届いていないが、コロナに負けずに地域を盛り上げていきたい」と述べ、改めて結束を呼び掛けた。

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