むかわ町の穂別高校(小野達彦校長)の1年生はこのほど、「穂別ウオークラリー」を行った。生徒たちが実際にまちなかを歩き、住民らとの交流を通じて地域への理解を深めた。
1年生10人中4人が町外出身者であることから、「穂別地区の良さを知ってもらおう」と考えて企画した。同校では例年6月に宿泊研修を実施していたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて中止となったため、総合的な探究の時間として開催した。
生徒たちは2班に分かれて市街地へ繰り出し、質問を受けた飲食店や喫茶店からは「生徒自身が課題を解決しながら町を調査していく学習を目にしたのは初めてで、とてもユニークだと感じた。高校生から質問を受けることで生徒とのつながりができてよかった」などの声があった。
生徒代表の山本厘さん(1年)は「宿泊研修がなくなり、クラス全体で交流することがなかったが、少しは距離が縮まったと思う。今後の生活の中でプラスにしていきたい」と気持ちを新たにしていた。

















