パンフレット刷新 仙台藩白老元陣屋資料館

パンフレット刷新 仙台藩白老元陣屋資料館
仙台藩白老元陣屋資料館が刷新したパンフレット

 白老町の仙台藩白老元陣屋資料館は、国の指定史跡「白老仙台藩陣屋跡」や、関連資料を展示する同資料館を紹介するパンフレットをリニューアルした。

 新しいパンフレットはA4判三つ折り。幕末に築かれた白老仙台藩陣屋の跡地を空撮した写真を載せ、内曲輪(うちくるわ)、外曲輪(そとくるわ)など陣屋守備の構造を紹介。高い土塁や堀の中に本陣や勘定所、兵具蔵、馬屋、火薬庫、大手御門、表御門などの施設を構えていたことを伝えている。

 陣屋構築に地元のアイヌ民族が関わり、武士と共生した歴史を持つ陣屋跡は、白老町のウポポイの関連施設にも位置付けられており、ウポポイ開業に合わせてパンフレットも刷新した。武永真館長は「多くの人に白老の歴史に関心を持ってもらえれば」と話す。

 白老仙台藩陣屋は、幕府の命令により仙台藩が1856(安政3)年に築いた北方警備の軍事的拠点。陣屋の全容を残す貴重な遺構として、陣屋跡が1966年に国の指定史跡に登録された。84年には史跡エリアに仙台藩白老元陣屋資料館を開設。陣屋造営の経緯やアイヌ民族との交流など、幕末の蝦夷地の歴史を今に伝えている。

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