厚真町上厚真小学校(井内宏磨校長)は29、30両日、ふるさと教育の一環で、学校敷地内にある「げんきの森」を活用して自然体験学習を行った。3、4年生を合わせた32人がプログラムを通じて自然環境への理解を深めた。
地元の「NPO法人あつま森林(もり)むすびの会」と上川管内下川町の「NPO法人森の生活」のスタッフが講師として参加し、3年生はオリジナル地図を作製、4年生は遊び場を創出した。
4年生は、間伐した木を馬が運ぶ様子を見学した後、2日間かけて実際に木を切ったり、削る作業を体験。シーソーやロープを張ったブランコなどアスレチック遊具をはじめ、秘密基地の小屋、弓矢や名札の首飾り作りにも挑戦した。北島千聖さん(10)は「ブランコとシーソー、弓矢で遊ぶのが楽しかった」と笑顔を見せた。
あつま森林むすびの会事務局の小倉文香さん(32)は「人間が森の命を使いながら、自然と共に生きてきたことを肌で感じてもらえたら。自然の中でいろんなことにチャレンジしてほしい」と話していた。

















