苫漁港区の違法建築物問題解消へ 漁具の移動など始まる 移設先の用地整備完了

苫漁港区の違法建築物問題解消へ 漁具の移動など始まる 移設先の用地整備完了
漁具などを移転する漁業者ら

 苫小牧港・西港漁港区の違法建築物問題の解消に向け、漁業者が倉庫や漁具の移設を進めている。6月までに漁港区の南側約3800平方メートルの用地を造成し、建築基準法にのっとった基礎工事などを実施。苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)は「策定した計画通りに進んでいる」と強調している。

 漁協所属の漁業者が漁港区の船だまり付近で、違法にプレハブ倉庫など70棟を建て、漁具の保管などに活用していた問題。建築確認申請を行わなかったり、土地の管理者に無許可だったりと漁協、市、苫小牧港管理組合それぞれに課題があった。2012年10月の市議会質疑で発覚し、漁協が今年1月に新たな是正計画を市や苫小牧港管理組合に提出していた。

 漁協は新計画に基づき、市から取得した漁港区南側3775平方メートルの用地造成などインフラ工事をすでに完了。漁協が漁業者に土地を貸し出して移転を促した上、違反建築物を順次撤去していく。現時点で漁業者13人から物件14件の移転申し込みがあり、一部で基礎工事や漁具の移動が行われている。

 8月はホッキを除いて漁の端境期で、漁具の移転や倉庫の建築も本格化しそう。漁協は「漁業者も漁の合間に漁具を運ぶなど、問題の解消に取り組み始めている。計画通り来年8月までに移転を完了させたい」としている。

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