札幌圏や苫小牧、函館など道内西部地区で組織する国際奉仕団体「国際ロータリー第2510地区」は7月31日、2018年9月に発生した胆振東部地震の復興支援として、むかわ町に500万円を寄付した。
同団体に加盟する各ロータリークラブ(RC)のほか、国内外から届いた善意の一部を支援に充てた。同日、福井敬悟20―21年度ガバナー(札幌手稲RC)、地区社会奉仕委員会の高山和宏委員長(札幌東RC)らが来庁。「社会奉仕として、地域に寄り添った形での支援をしたいという思いがあった」と説明し、善意を届けた。
今回の支援金は、災害避難所にもなっている鵡川中央小学校体育館のトイレ改修、障害を持つ人にも対応した多目的トイレの新設に充てる。町教育委員会によると、寄付を受けたことで来年度の工事予定だった当初の計画を前倒しし、8月から着手することができるという。
同団体はこれまでにも鵡川高校野球部の仮設寮建設や応急仮設住宅のエアコン、網戸の設置など町に継続した支援を行っている。竹中喜之町長は「発災からこの間、さまざまな局面でお世話になっている。まだ道半ばだが、これからの復旧復興に役立たせていただきます」と謝辞を述べた。
同団体は、鵡川高校にもモニターなど教育機器の購入に活用してもらおうと、同日、200万円を寄付した。

















