新市史編さん方針決定 アイヌ民族と女性史の視点も-苫小牧

新市史編さん方針決定 アイヌ民族と女性史の視点も-苫小牧
「新苫小牧市史」の編さん方針について最終協議を進める委員ら

 苫小牧市の市史編さん審議会(蓑島栄紀会長)の2020年度初会合が7月30日、市美術博物館で開かれ、「新苫小牧市史」の編さん方針について一定の方向性をまとめた。取り扱う範囲は先史から2019年ごろまでとし、アイヌ民族と女性史の視点も積極的に盛り込んだ内容とすることを決めた。近く岩倉博文市長に答申する。

 会合には委員9人が出席。「新市史」は本編1冊、資料編1冊、年表編1冊の構成とし、先史から2019年ごろまでの出来事を写真や図、イラストを活用しながら取り扱う方針を固めた。発行時期は23年度を目指し、同審議会委員や関係行政機関の職員ら10人以内で構成する市史編集委員会で原稿内容の確認や検討を進めることも決めた。

 また、目次大綱についても協議。「先史時代」「中世~近世」「近世~現代」の3編構成で、アイヌ民族や苫小牧における男女平等参画の歩みを含めた女性史についても積極的に盛り込んだ内容とする考えをまとめた。

 同審議会では近く、これら新市史の編さん方針や目次大綱に加え、執筆要領を盛った答申書を市に提出する。市は今年度中に執筆作業をスタートさせたい考えだ。

 苫小牧の市史は、1975・76年に上下巻、2001年に追補編が発行されて以降、作られていない。市は新たな市史の編さんを計画し、昨年3月、同審議会に諮問。審議会は基本となる編さん方針や叙述方法などについて協議を重ねていた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る