ゴルフによる手の負傷から2カ月が過ぎたが、現在も治療の日々を送っている。整骨院の施術台にあおむけになり、左親指に低周波治療器などを当てられること20分。気付けばおでこの上に右腕を置き、膝を立てた脚にもう一方を乗せたしぐさをする小生がいた。
2008年に他界した祖父もそうだった。病床に伏した晩年、ずいぶん「いずい」格好をするなとじいちゃん子ながら不思議に思っていたが、いざ実践してみると妙に落ち着く。
祖父の親友に「隔世遺伝」のお墨付きをもらっているだけあって、しぐさも似るのか―と勝手に納得。なぜそういった体勢を取るのかも、自身の心理を通じて推測した。体全体を使って緊張をほぐそうとしているのだ。
パークゴルフに熱中し、少し目を離せばふるさと青森へ0泊2日の弾丸フェリー墓参に出掛ける行動派な祖父だった。病魔に侵され、入退院を強いられる苦しみを必死に拭い去りたかったのかもしれない。
十数年の時を経て、小生も似た境遇に遭っている。ゴルフはシーズン真っ盛り。競技仲間より伝えられるラウンド報告に、治りの悪い左親指を眺めながら唇をかんでばかりいる。(北)
















