帝国データバンク札幌支店は、7月の道内企業景気動向調査結果を発表した。コロナ禍で悪化している景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・7ポイント増の32・3となり、2カ月連続で改善した。業界別では9業界中、7業界で改善。ただ、依然として30台の低水準で推移している。
全国平均の景気DI(29・1)と比べると、4カ月連続で上回っている。
企業の規模別の景気DIも、2カ月連続で全ての規模で改善。大企業は前月比2・6ポイント増の34・2となり、1・5ポイント増の中小企業(31・9)を2カ月連続で上回った。中小企業のうち小規模企業は、2・1ポイント増の34・5だった。
業界別の景気DIは、9業界中、金融、建設、製造、卸売、小売、運輸・倉庫、サービスの7業界で改善。特に小売の改善幅が最も大きく、5・6ポイント増で30・0になった。ただ、1ポイント増の建設(40・2)を除き、全て20~30台の水準にとどまった。
一方、農・林・水産(1・5ポイント減の30・0)と不動産(0・6ポイント減の34・3)の2業界は悪化した。
今後の景気DI見通しでは、「3カ月後」が35・2(前月調査35・0)、「6カ月後」が33・9(同35・1)、「1年後」が35・7(同36・8)。「3カ月後」は前月の見通しを上回ったが、「6カ月後」と「1年後」は下回り、依然として先行きが見通せない状況が続いている。企業からは「まともに事業活動ができない」(その他製造)、「倒産が増えてくるという情報が以前よりも頻繁に聞こえてくる」(飲食料品・飼料製造)など厳しい声が上がっている。
















