安平町の安平公民館で7、8の両日、防災キャンプが開かれた。安平、早来、追分地区の小中学生14人が参加し、「新型コロナウイルス感染予防対策」をテーマにした災害時の自主防災や避難所設営などについて学びを深めた。
夏休みを利用して行っている同公民館による主催事業。町と町教育委員会が共催した。昨年は町内の小中学生83人が参加したが、今年はコロナ対策で人数を限定したほか、マスクやフェースシールドの着用、手洗い、うがい、手指のアルコール消毒、各部屋の換気を徹底して実施した。
参加者は町職員から、町のホームページに掲載されている大雨や土砂災害時のハザードマップ、避難所を示した地図について紹介を受けたほか、命を守る行動について学習。コロナ対策をしながらの避難所設営では、男女で部屋を分け、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、飛沫(ひまつ)を防ぐための仕切りを高くするなど約束事を守りながら、それぞれ段ボールベッドを組み立てる作業を体験した。
早来小5年の高橋あかりさん(11)は「一人でやるのは大変だったけれど、ちゃんとベッドができてよかった」とホッとした表情を見せ、安平小5年の佐藤翼輝君(10)は「自分の思い通りに作ることができた」と喜んだ。

















