まちの魅力歌詞に 山田さん応援ソング「白老町のうた」制作 

まちの魅力歌詞に 山田さん応援ソング「白老町のうた」制作 
「白老町のうた」の自作CDを手にする山田勇規さん

 白老町日の出町に住む会社員山田勇規さん(33)が地元応援ソングを作り、動画投稿サイト・ユーチューブで配信している。曲名はずばり「白老町のうた」。豊かな自然環境や食材など地域の魅力を歌詞にちりばめた。山田さんは「観光客も魅了する資源が豊富なこのまちを音楽で盛り上げていきたい」と言う。

 上川管内鷹栖町出身の山田さんは2012年、転職のため白老町へ移住。日本製紙の関連会社で働きながら、小学生の時から始めたという曲作りや、ギター演奏など趣味の音楽に親しんでいる。

 「白老町のうた」は、まちの魅力を多くの人に伝えたい―との思いから制作。「民族共生象徴空間ウポポイの開業でこのまちが広く知られるようになったけれど、ウポポイだけでなく、素晴らしい地域資源がたくさんある。それを発信したい」と応援ソング作りの動機について話す。

 曲では和牛や海産物、虎杖浜の温泉、アイヌ文化、牛肉まつり、インクラの滝など地元のセールスポイントを歌詞に盛り込み、軽快なテンポのメロディーラインに乗せてアピール。自身がアコースティックギターを奏でて歌う姿を6月からユーチューブで紹介しているほか、曲を収めたCDも作った。

 移住後に結婚し、子どもも育てている山田さんにとって白老は第二のふるさと。しかし、若い世代が町外へ流出し人口減少が急速に進む現状を憂 い、「観光振興だけでなく、地域資源を生かしたり、もっと掘り起こしたりしてまちのアピール度を高め、移住や定住を促す取り組みが必要ではないか」と言う。

 小さなまちならではの穏やかな雰囲気、居心地の良さ、人と人のつながりやすさなど、都会暮らしの若者らを引き付ける魅力は豊富にあるとし、「機会があれば地域のイベントなどにも参加して楽曲を披露し、愛する白老町を歌で元気にしていきたい」と意気込んでいる。

 応援ソングの動画は、インターネットで「白老町のうた」と検索すれば見ることができる。

「白老町のうた」の歌詞の一部

北海道南西部の胆振管内ほぼ真ん中

和牛 しいたけ、海産物

たまご スイーツ ベーグル

太平洋海岸線 秋には鮭が戻ってくる

ポロト湖でワカサギ釣り 

牛肉まつり チェプ祭

白老町には美味しい食べ物がたくさんあるね

魅力あふれるまち 元気になれるまち

歴史と文化を誇る ここは元気まち白老

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