道教育委員会は8日、文部科学省が実施した2020年度(4月1日現在)の道内公立学校施設の耐震改修状況調査結果を公表した。道内小中学校の校舎は4722棟のうち、震度6強の地震にも対応できているのは4593棟で、耐震化率は97・3%。前年度に比べ1・1ポイント上昇したが、全国平均(99・4%)に比べ2・1ポイント下回り、都道府県別では全国44位にとどまっている。
公立高校の耐震化率は98%(前年度比0・4ポイント増)で、都道県別では42位。幼稚園は84・9%(同0・6ポイント増)で全国46位。特別支援学校は100%だった。
市町村別の小中学校の耐震化率は179市町村中、25市町村で100%に届いていない。
胆振東部では、苫小牧市が耐震性のない校舎が4校、6棟残され96・4%。白老町は1校、1棟残され94・7%。安平、むかわ、厚真の3町は100%だった。日高管内の7町も100%。石狩南部の千歳、恵庭。北広島市も100%。大都市・札幌は17校、23棟が残され、97・4%となった。
この他、小中学校の屋内体育館などのつり天井や照明器具、バスケットゴールの落下防止対策では、つり天井のある40棟のうち67・5%に当たる27棟で実施済み。つり天井のない1599棟では、1379棟で防止対策が行われ、実施率は86・2%だった。
道教委では、全国に比べ耐震化率が低い状況が続く理由について、「学校の統廃合に関する住民合意に時間を要することや、学校数が多く、他施策との整合性などから事業の平準化を図る必要があるため」と説明。今後については「進捗(しんちょく)が遅れている市町村に対し個別に要請するほか、研修会の開催などを通じて取り組みを支援していく。国に対しても必要な財源措置を要望する」との姿勢だ。
















