あけの保育園 専門家指導で園庭整備、遊びで主体性養う

あけの保育園 専門家指導で園庭整備、遊びで主体性養う
園庭の築山作りを行う職員と園児ら

 苫小牧市明野新町のあけの保育園(八嶋麻紀園長)が昨年4月から、本州の研究家や1級建築士の指導を受けながら、園庭の保育環境整備を進めている。園児が主体性を持ち、自分で考えて自由に遊べる環境づくりを目指しており、これまで高低差のある築山や木製遊具を設置してきた。「園児が保育士に対し、やりたいことを自分で主張するようになってきた」と、職員も取り組みに手応えを感じている。

 この活動は3カ年計画でスタート。園庭整備などに関する研修の講師やコーディネーターを務める保育環境研究家の木村歩美さん、園庭の設計などを手掛ける1級建築士の井上寿さんらを本州から定期的に招き、一緒に木製遊具を作るワークショップや、電動工具の使い方などを学ぶ職員研修を積極的に行ってきた。

 現在、園庭には高さ3メートルを超えるアスレチック遊具「チャレンジタワー」や、お店屋さんごっこといった遊びに自由に使える屋根付きの小屋などが設置されている。

 今月4日には市内の土木業者を呼び、昨年園庭に設けた高さ150センチの築山を50センチほど高くする作業を実施。職員や園児らも一緒になり、盛った土をならし、古タイヤを複数埋めて段差を設けるなどした。

 同園は、保育士が主導で遊びを提案する一斉保育に対し、一人一人にやりたいことを行わせることで、園児の自主性を養うことを目標としている。八嶋園長によると、実際に園庭の整備を始めて以降「外で遊びたい」「スコップを使いたい」など、自ら希望を申し出る園児が増えてきたという。

 今年は6月以降、新型コロナウイルスの影響で外部講師を招くことができない状況だが、近日中には職員が胆振東部地震の被災木を活用した遊具作りを予定している。

 同園のように、ワークショップや職員の研修を行いながら継続的な保育環境整備に取り組んでいる園は、安平町のおいわけ子ども園や横須賀市公立保育園など全国に複数ある。

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