非核平和の大切さを語り継ぐ、苫小牧市の市民団体、ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐ会(舘崎やよい代表)はこのほど、市内糸井の三星本店ハスカップホールで朗読会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を縮小しての実施となったが、来場した人々は朗読にじっくり耳を傾け平和な社会の実現を願った。
広島、長崎の原爆投下や東京電力福島第1原発の事故がもたらした悲劇を語り継ぐ毎年恒例の取り組み。今年は感染対策のため一般公開をせず、同会に関わりのある市民ら約40人を招いて行った。
テーマは「あの日を忘れない~ヒロシマ・ナガサキそしてフクシマ~」。苫小牧南高校演劇部の長谷川さやさん(1年)、小田島翔生さん(2年)、若生大和さん(同)の3人は、福島第1原発事故で故郷を追われた人々がつづった詩を朗読した。「どうしてこうなってしまったのだろう」と途方に暮れる気持ちを表現した詩や、「福島は負けない、僕は負けない」という熱いメッセージを込めた子どもの詩などを情感を込めて朗読。来場者は目を閉じて聞き入っていた。
今年は同会の活動開始から25年を迎えたことを記念し、舘崎代表が会の歩みを語る一幕も。広島で被爆しながら絶望を乗り越え、世界的に活躍する語り部となった故沼田鈴子さんとの出会いで朗読活動に取り組み始めたエピソードを紹介。「これからも語り継いでいきたい」と力強く語った。
朗読をした小田島さんは「このような会に参加したことで平和のありがたさが改めて分かった。過去のつらい経験を踏まえ、僕たちで平和を守っていきたい」と決意を固めていた。
















