白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は11日、アイヌ政策推進交付金を活用し、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業に向けて商品開発した土産用菓子の売れ行きなどについて戸田安彦町長に報告した。
「カムイ伝説」シリーズとしてウポポイ売店や駅北観光インフォメーションセンターで販売を始めた商品は、エゾシマフクロウをかたどった「コタンコロカムイサブレ」(5枚入り750円、10枚入り1400円)と、焼き菓子「ポロトラスク」(12枚入り600円、24枚入り1000円)。いずれもアイヌ文様をデザインしたパッケージを採用し、アイヌ文化をアピールしている。苫小牧市のパン・菓子メーカー四季舎が製造を担い、クルミやチョコレートをクッキーではさんだ「ニヌムサンドチョコ」も秋から売り出す予定だ。
町役場を訪れた山丸理事長と高橋正見専務理事は、戸田町長に商品開発について報告。山丸理事長は「売れ行きがとても好調で、町民にも手土産として利用していただきたい」と話し、戸田町長も「商品を通じてアイヌ文化への関心が広がれば」と期待を寄せた。

















