総合木材業のイワクラ(苫小牧市晴海町)は、ヤマザクラの薫製チップ「燻助(くんすけ)」と、ネコ砂用の木質ペレット「ネコペレ」の売り込みに力を入れている。木と共に歩んできた創業107年の同社ならではのオリジナル商品。企業間取引がメインだったが、販路拡大へ一般消費者向けに自社のオンラインショップでの取り扱いを開始し、5月からは同市のふるさと納税の返礼品にもなっている。
肉、魚など食材の薫製に用いる薫製チップの燻助は、胆振東部地震の被災木や後志管内倶知安町などでの造林で得られた広葉樹からヤマザクラを選別して製造する。ヤマザクラを使用した薫製チップは道内では珍しい。「薬剤などの影響を受けていない天然木が原料のため、食材に煙をまとわせても安全に利用できる」(同社)。
新潟県のアウトドア用品メーカーに出荷し、OEM(相手先ブランドによる生産)商品として全国のアウトドア店にも並ぶ。価格は小売り用が1パック(380グラム)700円(税別)、業務用は1箱(12キロ)4500円(同)。
ネコペレは、主にストーブの燃料として使われる木質ペレットの販路開拓に当たり、水にぬれるとおがくずに戻る性質に着目。ペレットは一部のネコ愛好家の間でネコ砂代わりに活用され、好評なことから製造ラインを新設して商品化することにした。空知管内栗山町の企業からおがくずを購入し、大型ボイラーでじっくり乾燥させて仕上げる。
袋入り(5キロ720円、税別)と、オリジナル段ボールケース入り(5キロ1280円、同)を用意。オンラインショップでは、道外からの引き合いもあるという。
各商品とも昨年9月に発売。今年5月からは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で苫小牧市の返礼品メニューに名を連ねている。
同社は「燻助でいぶされた食材は味がまろやかで香りも芳醇(ほうじゅん)と好評。ネコペレは、おがくずになるとトドマツやカラマツの香りがする木質100%の商品。安全、安心して利用できる」とアピールする。
問い合わせは同社バイオマスエネルギー課 電話0144(57)5222。
















