アイヌ文化発信に活用 ホテルいずみで屋外ステージ完成祝賀会 白老

アイヌ文化発信に活用 ホテルいずみで屋外ステージ完成祝賀会 白老
屋外ステージ完成祝賀会で古式舞踊を披露する白老民族芸能保存会メンバー

 白老町の虎杖浜温泉ホテルいずみ(福田茂穂社長)は10日、アイヌ古式舞踊を演じる屋外ステージの完成祝賀会をホテル内で開いた。白老町と登別市の首長や観光関係者が集まり、アイヌ文化発信のステージ誕生を祝った。

 木製のステージ(幅10メートル、奥行き8メートル)は、アイヌ民族の神話「カムイミンタラ」(神々が遊ぶ場)があるホテル敷地の特色を生かし、観光客にアイヌ文化を発信するために整備。虎杖浜地区や登別市のホテルの宿泊客も受け入れ、白老町と登別市の広域観光振興を図る。

 関係者約40人が参加した祝賀会で、福田社長は「ホテル周辺にはアイヌ民族の神話やアイヌ語地名の場が数多くある。この地を活用し観光客に伝統文化をアピールしたい」とあいさつ。地元の戸田安彦町長と登別市の小笠原春一市長も地域連携によるアイヌ文化発信に意欲を示した。

 会場では、白老民族芸能保存会(長谷川邦彦会長)が屋外ステージで演じる古式舞踊「ハンチカプリムセ」(水鳥の舞)などを披露した。

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